包装資材会社・パッケージ商社の皆さまへ
小ロット×技術相談に強い「裏方ラベル工場」の使い方

〜営業・内勤が抱える小ロット・多品種・仕様相談を、裏側で受け止める伴走体制とは〜

包装資材会社を裏側から支えるラベル工場のイメージ

包装資材・フィルム・トレー・段ボール…。エンドユーザーの商品開発が複雑になるほど、ラベル周りの相談も一緒に増えていませんか。

現場で頻繁に聞くお悩み

  • 「小ロット×多品種でラベルを作りたい」
  • 「冷凍・冷蔵・耐水など、環境条件を踏まえて提案してほしい」
  • 「剥がれや糊残りのトラブルを止めたい」

一方で、既存の協力ラベル工場は量産中心で、「細かい案件や技術相談までは付き合いきれない」という声もよく耳にします。

美濃屋加工紙株式会社は、そうした包装資材会社・パッケージ商社さまの“裏方のラベル専門工場”として動くことを前提にした印刷会社です。

このページでは、次のような内容をぎゅっとまとめました。

  • ・包装資材会社がラベル周りで抱えがちな悩み
  • ・卸×エンドユーザー×ラベル工場の役割分担のズレ
  • ・「仕様から一緒に考える協力工場」がいるメリット
  • ・美濃屋加工紙が裏方として提供できる価値と取引ポリシー

営業・内勤の「技術問い合わせ」を丸ごと引き受けます

小ロット・多品種・短納期・特殊環境…。エンドユーザーの質問をそのまま共有いただければ、裏側で仕様整理と回答ドラフトを作成します。

目次

  1. 1. 包装資材会社が現場で抱えがちなラベルの悩み
  2. 2. 卸×エンドユーザー×ラベル工場の役割分担が崩れている現状
  3. 3. 「仕様から一緒に考える」協力工場がいるメリット
  4. 4. 美濃屋加工紙が包装資材会社の「裏方」としてできること
  5. 5. 取引ポリシーと守秘の考え方
  6. 6. はじめてご相談いただくときの流れ

1. 包装資材会社が現場で抱えがちなラベルの悩み

季節限定品やキャンペーン品、テスト販売などで「まずは小さく・でもスピード感を持って」動きたい案件が増えるほど、ラベル段取りも一緒に膨らみます。現場で詰まりやすいポイントを整理しました。

小ロット・多品種・短納期案件が増えている

消費者ニーズの多様化により季節限定品、キャンペーン品、テスト販売用の商品などにより、以下のような案件が日常的に舞い込むようになりました。

  • ・1,000枚 × 5デザインの同時立ち上げ
  • ・3種アソート品ごとに意匠を変えたい
  • ・「○日までに店頭に並べたいので、ラベルは3日で欲しい」

ところが量産中心の協力工場では、こんな声が返ってくることも多いのではないでしょうか。

  • ・「版代が重くて、単価が合わない」
  • ・「そのロットだと正直やりたくない」
  • ・「そんなに急ぎは受けられない」

結果として、営業がエンドユーザーに対して「まずは一度やってみましょう」と言いづらくなり、将来の量産案件の芽を逃してしまうケースが増えています。

ラベル仕様の問い合わせが、営業・内勤の手に余り始めている

エンドユーザーから届く質問の例

  • ・「このPP容器に貼るなら、どの紙と糊がいいですか?」
  • ・「冷凍〜レンジ解凍まで耐えられるラベルはありますか?」
  • ・「自動貼り機の都合で、巻き方向をこうしたいのですが可能ですか?」

包装資材会社の営業・内勤の皆さまは、フィルムやトレーには詳しくても「ラベル印刷特有の仕様・機械側の制約」までは専門ではないことがほとんどです。

技術的な問いにその場で答えられず、いったん持ち帰って工場へ確認 → 回答が遅れる → 提案スピードが落ちる、というサイクルに悩まされている企業さまが増えています。

既存協力工場が“何でも相談窓口”になりきれていない

既存のラベル工場は中ロット〜大ロットに向いていることから、下記のような得意不得意がありませんか?

得意な領域
  • ・一定ロット以上の量産案件
  • ・仕様が固まった定番品の安定供給
手が回りにくい領域
  • ・仕様をゼロから一緒に考える
  • ・試作を繰り返しながらベストを探す
  • ・クレーム・トラブルの原因を一緒に潰していく

結果として、包装資材会社の担当者がエンドユーザーと工場の間で板挟みになり、精神的にも時間的にも余裕がなくなってしまう——そんな現場の声を多く伺っています。

2. 卸×エンドユーザー×ラベル工場の役割分担が崩れている現状

エンドユーザーから見ると「包装資材会社=容器もラベルもまとめて相談できる存在」。一方でラベル工場は「決まった仕様を刷る実行部隊」という前提のまま。このギャップが、包装資材を扱う企業の担当者様の時間をなくす原因となっています。

エンドユーザーから「ラベルの専門家」として期待される卸

エンドユーザーから見れば、包装資材会社は一括窓口です。そのため本来はラベル工場側が判断すべき内容も、まずは包装資材会社に相談が集まります。

「この条件なら剥がれませんか?」
「他社はどういう仕様にしているのですか?」

即答できなければ「頼りにならない...。時間が限られているのに...。」と感じられ、競合に相談が流れてしまうリスクも現実的です。

ラベル工場は“印刷だけ”を担当という前提のまま

多くの工場は「決まった仕様・決まった数量を刷る」スタンスを崩しておらず、設計・仕様検討の手前の工程には関わっていません。そのため次のような役割の曖昧さが残ります。

  • ・誰が仕様の妥当性を確認するのか
  • ・誰がエンドユーザーに“できること/できないこと”を伝えるのか

多くの場合は包装資材の担当者様が回答をすることになるので、シールの問い合わせが多ければ多いほど、営業担当者の方の時間が奪われていくことになります。 もっと訪問したい先の顧客がいるのに...、と思う営業担当者の方も多いのではないでしょうか。

結果的に、包装資材会社が一番の負荷を持っている

包装資材を扱う営業担当の方は、お客様からラベルの専門家として見られ、 問い合わせの対応はもちろん、仕様の細かな確認など 多くの確認事項を背負っています。
これでは、お客様の数が増えれば増えるほど、問い合わせに比例して時間が足りなくなり 本来当てるべき営業活動の時間が減ってしまう可能性もあります。
私たち印刷会社は、そんな勝者様を少しでもお助けする印刷会社でありたいと思っており、 指示待ちではなく能動的に営業の方を助ける印刷会社でございます。

3. 「仕様から一緒に考える」協力工場がいるメリット

伴走型の協力工場が裏にいれば、営業・内勤の負担軽減だけでなく、商談スピード・受注幅・信頼感まで連鎖的に改善します。

営業・内勤の“技術お問い合わせ”を丸ごと預けられる

紙種・糊・ラミネート・紙管径・巻き方向・スリット幅…。エンドユーザーには見えない仕様要素を、技術相談に慣れた工場が裏側で整理します。

  • 営業が「技術サポート付き」で提案できる
  • 内勤が「毎回工場に聞き直して…」という負担から解放される
  • お客様への提案内容も+αでお話をすることができる

上記の通り、弊社印刷会社でお客様側のお問い合わせ内容を確認し問い合わせの回答も可能ですし、御社が回答する文面の整理なども可能です。
お客様の回答には必ずちょっとしたご提案事項を加えますので、御用聞きの回答から脱却できます。(例:おすすめの素材提案やよりコストを下げた作り方など)

小ロット・多品種・急ぎ案件に「とりあえずYes」と言える

小ロット案件を日常的に扱い、最短3営業日出荷のフローを持つ工場が裏側にいれば、「まずは一度ご相談ください」と言いやすくなります。

キャンペーン・POPUP出店・テスト販売など、小さく始まって将来の定番・量産につながる案件を、御社の売上としてしっかり取り込めます。

※短納期対応には、仕様・数量など一定の条件があります。

価格と仕様の“見通し”が立つので、見積もりが出しやすくなる

工場ごとに価格ルールがバラバラだと、営業が提案を組み立てづらくなります。 裏方工場と「この仕様なら概算で○○円前後」という目線合わせができていれば、次のような効果があります。

  • ・エンドユーザーへの概算提示が早くなる
  • ・「この条件なら大丈夫です」と自信を持って伝えられる

4. 美濃屋加工紙が包装資材会社の「裏方」としてできること

小ロット×多品種に慣れた自社工場と、現場を知るスタッフが直接対応します。仕様検討〜試作〜量産〜トラブルシュートまで、一気通貫で伴走します。 もちろん、中ロット〜大ロットの印刷も可能です。

小ロット×多品種×短納期に対応できる生産体制

  • ・小ロット案件にも柔軟対応(単価は量産よりやや割高)
  • ・1ロット内で複数デザインを混在させる生産フロー
  • ・条件次第で最短3営業日出荷もご相談OK
  • ・必要に応じて版代の設計もご一緒に

簡易デザイン・既存デザイン修正は無償対応

・「ロゴはあるがレイアウト案がない」「注意書きを1行追加したい」といった軽微な調整は追加費用なしで対応します。

価格も他社と同じ水準の安さ

極端に安いわけではありませんが、競合他社と同水準での価格です。1,000枚以上ではネット印刷よりも安いです。資材高騰など特別な事情がない限り、頻繁な値上げを行わない方針です。

現場目線の技術サポート(仕様相談ほぼ何でもOK)

  • ・紙管径・巻き方向・スリット幅などロール仕様の相談
  • ・ラベラー・自動貼り機の条件に合わせた提案
  • ・紙/フィルム/糊の組み合わせによる剥がれ・糊残り対策
  • ・冷蔵・冷凍・耐水・耐油など使用環境ごとの検討

少数精鋭だからこそできる“柔らかい対応”

大規模工場ではありませんが、意思決定のレイヤーが少ないため、ラフなご相談でもすぐに現場とすり合わせながら現実的なラインを探ります。

5. 取引ポリシーと守秘の考え方(エンドユーザーへの直接営業はしません)

卸/商社さまの信用を守ることが前提です。エンドユーザーとの距離感や情報管理のポリシーを明文化しています。

エンドユーザーへの直接営業は行いません

包装資材会社・パッケージ商社さま経由でお声がけいただいた案件については、 エンドユーザーに直接営業・直販を行わない方針です。 打ち合わせが必要な場合も、あくまで御社の技術パートナーとして同席します。
お問い合わせへの対応をさせていただく際も、御社の名義などを使用させていただくことができます。

御社ブランド・御社帳票での運用に対応します

納品書・品名表示の社名統一、御社型番・御社管理コードでの運用など、裏方に徹した運用も可能です。 御社のブランドイメージ・運用ルールを尊重した上で、最適な仕様をご提案します。

価格・仕様情報の取り扱いも厳格に

エンドユーザーと直接やり取りをする必要がある場合でも、御社が提示している条件以上の情報は開示せず、 裏側の原価など商売に影響する情報は守秘します。必要に応じて秘密保持契約(NDA)の締結も対応いたします。

6. はじめてご相談いただくときの流れ

「ざっくりとした状態」からでも大丈夫。ヒアリング → 仕様案 → 見積もり → 試作 → 本生産 → 標準化までのステップをご紹介します。

STEP1|案件概要・現状のお困りごとを共有ください

エンドユーザー名は伏せた状態でも構いません。商品カテゴリ、想定ロット、使用環境、既存仕様の有無、使用予定のラベラー有無などを教えていただけるとスムーズです。

STEP2|仕様案・選択肢のご提案

ヒアリング内容をもとに、紙orフィルム、糊種、仕上げ、ロール仕様、想定単価レンジなどを整理し、「A案/B案」のような形で仕様案をお戻しします。

STEP3|お見積もり・スケジュール確認

仕様案が絞れたら、正式なお見積もりと納期目安、初回版代の有無を明確にします。「このスケジュールであれば3営業日出荷が可能」といった現実的なラインも共有します。

STEP4|試作〜本生産へ

試作ロットでライン適合性や店頭での見え方を確認し、問題がなければ本生産へ。必要に応じて色味・粘着・サイズなどを微調整します。

STEP5|継続案件としての標準化

問題のない仕様が固まったら、仕様書・価格条件を「標準パターン」として登録。御社の営業・内勤がその場で概算見積もりを出せる状態を一緒につくります。

クレームリスクを抑えつつ、最適な仕様を一緒に作り上げるイメージです。裏方工場として、御社の営業資料や説明資料の整形までサポートします。

包装資材会社・パッケージ商社の皆さまの“裏方ラベル工場”として、小ロット・多品種・技術相談の多い案件ほど、お役に立てると考えています。

次のように感じられたときは、お気軽にご相談ください。

  • ・既存協力工場では対応しきれない案件が増えてきた
  • ・営業・内勤がラベル仕様の問い合わせに追われている
  • ・小ロット案件をもっと取りに行きたい

裏方ラベル工場を味方に、小ロット案件を機会に変える

仕様検討から試作・量産・アフターフォローまで、美濃屋加工紙が裏側で伴走します。現場の技術質問や短納期案件も遠慮なくお持ち込みください。

🤝 包装資材会社さまの「裏方ラベルチーム」になります

小ロット・多品種・技術相談の多い案件こそ得意分野です。
仕様整理、試作段取り、短納期生産までワンストップで伴走します。
👉 美濃屋加工紙株式会社
📞 電話番号:0532-53-0238

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