シールが剥がれる悩み解決!冷蔵瓶にも貼れる耐久ラベル術

〜シールがふやける・シールが剥がれる対策をお伝えします〜

剥がれない耐久シールの冷蔵瓶への貼付イメージ

自作したシールを商品に貼ったが、結露によって剥がれてしまった...。「せっかくのオリジナルシールが台無し」「お客様から"剥がれてしまった"と相談を受ける」こんなお悩みはございませんか?


消費者様が商品を使い切る最後の瞬間まで、シールによるブランディングを大切にするため、ラベル剥離で印象を損ねるのは避けたいところ。


本記事では、常温と冷蔵環境を行き来する商品において、結露や汗にも負けない"耐久ラベル術"をステップごとに解説します。シールがふやけてしまう、シールが取れてしまうという悩みの解決策をご提示いたします。

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目次

  1. 冷蔵環境でシールが剥がれる原因
  2. 剥がれないシール作りの2大ポイント
  3. 耐水ラベルの注意点
  4. よくある質問(FAQ)

冷蔵・常温・結露環境でシールが剥がれる原因|なぜ剥がれる?なぜポロポロになる?

シールが剥がれる現象は大きく2つあります。1つはシールの表面がふやけてしまいポロポロになってしまう。 もう1つはシールそのものがぺらっと取れてしまう現象。この2つがシールが剥がれる現象です。 どちらの現象が発生しているかをご確認ください。

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現象①:粉みたいにポロポロ剥がれる(以下では、粉ポロ剥がれと名称)

粉ポロ剥がれは、シールの表面材が崩れてしまう現象で発生します。 結露する環境では紙のラベルが水滴や水分を吸ってふやけます。水分を含んでしまうと紙の繊維が壊れて表面そのものが崩れています。 表面が崩れると紙はポロポロとしてきますので、粉みたいに剥がれてしまうことになります。

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現象②:ペラッとシールが取れる(以下では、ペラッと剥がれと名称)

ペラっと剥がれる現象は、シールの糊面と容器が十分に接着できていないことで発生します。 理由は様々あります。結露している容器にシールを貼った、低温環境でシールを貼った、容器に油などの汚れがあった、、、などです。 色々ある理由の中で「結露したり低温環境で容器に貼ったものの糊の粘着が足りない」という原因が多いです。 シールと容器がしっかりと接着できていないので、シール表面は綺麗でもペラっと剥がれが発生します。

粉ポロ剥がれ、ペラッと剥がれ以外はお問い合わせしてください!

剥がれないシール作りの2大ポイント|素材と糊を正しく選定する

対策①:粉ポロ剥がれへの対策

粉ポロ剥がれの原因は、シールの表面材が水分を含んでしまい紙の繊維が壊れてしまうことでした。 ですので、①シールの表面材が水分を含まないようにする②シールの表面材に水を含んでも変形しない素材を使うことの2点が対応策として挙げられます。

対応策①と②の両方を満たせる素材は「フィルム素材」と呼ばれるものです。 ユポ(Yupo)という素材名を聞かれた方もいると思います。Yupoもフィルム素材のうちの1つです。 フィルム素材は、水分を含むことがなく、水分が触れたとしても弾くような性質があります。

普通の紙とフィルム素材の違い

一般的な紙
・屋内常温環境で使う
・水分を含むと繊維が壊れる
・安価

フィルム素材であるYupoの説明は、 Yupoの完全ガイド を確認いただけると、詳細までおわかりいただけると思います。

いかのしおから制作実績 冷蔵環境

フィルム素材を使ったシール

冷蔵環境でも全く剥がれないシールとしてお客様にご利用いただいています。 フィルム素材(Yupo紙)を活用した事例です。

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対策②:ペラッと剥がれへの対策

ペラッと剥がれの原因は、シールの糊面と容器が十分に接着できていないことでした。 ですので、シールの糊面と容器をより強く接着させてあげることが対応策の可能性として考えられます。 下記では「より強く接着させる」ことを前提に話を進めますが、容器に油が付いている・水滴が多く付いているなどの場合は、 強く接着させることがそもそも難しい可能性も考えられます。この辺りは根本原因を特定することがおすすめですので、 どんな状況で使っていて剥がれるのかをお問い合わせいただければ、解決策をお伝えすることができます。

より強く接着させるために、糊の強度を強くさせることができます。 シールの裏面には、糊が塗られてありますが、普通糊、強粘糊、冷凍用糊などの種類がたくさんあります。 ペラッと剥がれに対しては、まずは強粘糊を選定すれば問題なく、それでも剥がれるというケースの場合は冷凍用糊を選択すると良いでしょう。

糊の種類

強粘糊
• 冷蔵や冷凍環境での使用に適している
• 粗い面や凹凸があっても貼り付きを維持できる
• 工業用などの製品にも使われることがある
冷凍用糊
• 一番強度が高い糊
• 冷凍食品の中でも温度が極めて低い環境でも貼り付きを維持できる
• コスト高
席座れない案内シール

強い糊を使ったシール

強く接着させるシールとして使われている例です。 何度も拭いても剥がれないことが大切で、強い糊を使ってシールを作っています。

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耐水ラベルの注意点 | フィルム素材を使う際の注意点

この記事では、シールが剥がれる対策として①フィルム素材を活用することで結露への影響をなくす/ ②強い糊にすることでシールと容器の粘着度を上げるの2つを説明しました。 ①と②の2つの対策をすると絶対に剥がれないシールが完成しますが、①の対策をした際の注意点を最後にご説明いたします。

フィルム素材を使うとなった場合は、Yupoといわれる素材を活用することが多いのです。 そのYupoという素材は、質感がかなりマットであり、光沢や華やかさでは劣ります。 つまりは、シールが剥がれないという点では良いのですが、シールを使って商品をアピールするという点では効果的ではありません。

そのため、シール表面に光沢を出す後加工をするケースが多く、ラミネート加工による艶出し/光沢出しを採用されることが非常に多くあります。 Yupoを使ったシール1,000枚で10,000円とすると、Yupo+ラミネートを使ったシール1,000枚で20,000円ほどになり、だいたい倍くらいの値段がかかります。 それでも、ブランディングの一環として商品シールに予算をかけて作る方にはおすすめできるオプションです。

よくある質問(FAQ)|シール剥がれないQ&A

この記事では、シールが剥がれる対策として①ポロポロ剥がれ②ペラッと剥がれの2つの対策をご説明しました。 ポロポロ剥がれに対してはシールの素材を正しく選定すること、ペラッと剥がれに対しては糊の強さを上げることが推奨されます。 最後に、シールが剥がれる対策としてよくある質問にお答えをします。

Q1. 糊の強度を上げるほどコストは高くなる?

A1:強度の高い糊は普通糊より3円〜10円/枚アップします。コストを抑えるために現状の問題を正しく把握させてください。

Q2. 冷凍庫で使うシールはどうするのがおすすめ?

A2:まず、Yupoを使い表面材を水に強くします。かつ、トイシ用糊で−20℃〜+60℃環境に対応可能とさせます。Yupo✖️トイシ用糊は冷凍ハムや冷凍食品の多くに採用されています。

Q3. 500枚からでも本格的な耐久シールは作れる?

A3:はい、当社では500枚からでご提供可能です。小ロットでもYupo素材×強粘糊×ラミネート加工すべて対応いたします。

Q4. 貼付前の下準備はどうすれば?

A4:①アルコール系の液体で吹き上げる ②なるべく乾燥させる ③プライマー塗布(必要に応じて)の3ステップがおすすめです。①と②を行うだけでもかなり変わります。

まとめ:剥がれないシールで確実なブランディングを

  • 原因把握:結露・温度変化・貼付面汚れが主要因
  • 最適解決:Yupo素材×強粘糊×ラミネート加工
  • 小ロット対応:500枚から本格仕様で試験可能

冷蔵・結露環境での剥がれない耐久シールは、もはや特別な技術ではなく、適切な素材選択と施工で確実に実現できます。ブランドイメージを最後まで守り抜く"真の耐久ラベル"で、お客様の信頼と満足を勝ち取ってください。

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