ラベルデザインの料金一覧表
ラベルデザインを取り扱う会社の形態で多いのがデザイン会社と印刷会社です。少し昔までは、デザイン会社がデザインをして、印刷会社に発注する流れが一般的でしたが、現在は、印刷会社もデザイン制作をする傾向が高まっています。
例）デザイン制作会社の場合の費用相場
| 項目 | シールラベル | 修正対応 |
|---|---|---|
| A社-デザイン会社 | 150,000円～ | 3回まで無料 |
| B社-デザイン会社 | 70,000~100,000円 | 1回まで無料 |
| C社-印刷会社 | 50,000~70,000円 | 3回まで無料 |
| D社-印刷会社 | 30,000円~50,000円 | 2回まで無料 |
当社が調査した結果としては、デザイン会社に依頼をする方が料金相場は高くなることが分かりました。
＊調査方法、デザイン会社で検索を行い、ヒットした会社の料金ページを確認しました。
デザイン会社の方が料金は高い
この結果からはデザイン会社の方が料金が高いことが分かります。理由としては、デザイン会社はデザインをお客様に提供することで対価が発生するモデルであり、シールラベルそのものを制作する機械を所有していません。そのため、デザイン制作のみで収益を安定させる必要があるからと推測されます。
印刷会社の方が料金は安い
一方で、印刷会社の方がデザイン料金が安い理由は、印刷会社はシールラベルを作ることで収益を作ることができます。デザイン制作はあくまでもお客様とのファーストコンタクトとして機能を持っているケースが多くあります。
デザイン会社のようにデザイン制作で収益を発生させなくても、印刷も一緒に行ってもらうことで収益を作れます。デザイン会社とはビジネスの仕組みが異なっている傾向があります。
ただ、当然ですがシールラベルを作ることをプロフェッショナルとしているデザイン会社の方が、クオリティが高い場合があります。そこはしっかりと比較して検討材料の一つとされることを推奨いたします。
シールラベル制作の料金に含まれる費用は3種類
では、シールラベル制作料金の内訳はどのように算出されるのでしょうか。基本的には3種類に分類して料金を決定していることが多くあります。
- 1.ディレクション費用
- 2.企画費用
- 3.デザイン制作費用
ディレクション費用
シールラベル制作をする際には、お客様と会社側で数回の打ち合わせをする必要があります。デザイナーがスムーズにデザイン制作をでき、お客様もしっかりと要望を伝えるためにスケジュール管理、打ち合わせなど細かな調整が行われます。
ディレクションの捉え方は各社で異なりますが、一般的に製作費の20%程度までとされています。商品の方向性や仕様が決まっていないほど人件費がかかるため、高くなる傾向があります。
企画費用
シールラベルを作るために一番重要な内容です。商品がどういったお客様に向けたものなのか、顧客ニーズを加味して正しい方向性で販売される必要があります。商品コンセプトの立案・策定やサイズ・形を決める大切な内容です。
企画費用は3~10万円となることが多いです。ディレクターやデザイナーの人件費・企画立案費です。ただし、お客様側で既にペルソナであったり商品コンセプトがばっちりと決まっている場合は、この料金が加算されないケースもあります。状況に応じて相談しましょう。
デザイン制作費用
デザイン制作費用は、基本的にはデザイナーの人件費で決定することがほとんどです。その他には、シールラベルの種類、サイズ、デザイン範囲などです。名の知れたデザイン会社では、デザイナーの人件費が高額になることも多くあります。
ラベルデザイン制作を依頼する時の2つの注意点
シールラベルデザインを依頼する際には、①事前に製品化までの計画を立て依頼すること、②その後の改善活動を戦略立てることが大事です。ラベルデザインを依頼する際には下記2点に注意しましょう。
製品化までの計画を立てる
シールラベルの場合は、商品へ人が手張りでシールを貼るか、機械による自動貼り付けの2つの種類があります。機械による自動貼り付けの場合はロール仕上げをする必要があり、デザイン後の印刷費用が高くなる傾向があります。
また、冷蔵商品や冷凍商品、シールを保護するためのラミネートなどを施していくと、印刷費用はどんどんと上がってしまいます。
デザインに予算をかけすぎてしまって、後のシール制作工程に予算をかけられないとならないように、全体的な予算計画を最初に立てることを推奨します。
その後の改善活動を立てる
商品を作る際には必ず売り上げ目標や販売計画を立てていると思います。どれだけ商品が美味しくても、一度でも消費者に購入いただかなければ、販売数の劇的な向上にはつながりません。
冒頭にもお伝えをしましたが、最初のお客様との接点となるのが商品の外観でありシールラベルです。万が一、最初のデザインで予定販売数に達しない場合で、中身には自信がある場合は、デザインの見直しを行いましょう。
シールラベルデザインの会社の選び方
最後に、条件別で推奨するシールラベルデザイン会社の選び方をまとめました。どの条件に当てはまるかを確認して、その内容を確認いただければ、最小限の予算でとても良いシールラベルを作ることができます。
作りたい商品が全く決まっていない。新しい商品化計画を伴走してほしい。
リサーチ会社や商品開発会社へ依頼することを推奨します。
後述するデザイン会社も印刷会社もデザインを制作することはできますが、全くゼロから商品企画をすることまでは難しいことが多いです。
常にデータを分析していたり、マーケティングの全体を捉えることに長けている会社への依頼が良いでしょう。
コストは他よりもかかってしまいますが、ゼロから作り上げることができます。
検索ワード「商品開発 商品リサーチ 会社」など
作りたい商品は決まっている。イメージが漠然としており一緒に考えてほしい。
デザイン制作会社か印刷会社への依頼をおすすめします。
デザイン制作会社ではイメージが漠然としている場合でも、デザインを制作してくれることは間違いありませんが、
印刷会社でも比較的安い金額帯でデザインを制作してくれる会社も増えています。
作りたい商品は決まっている。デザインのイメージもある。
印刷会社への依頼がおすすめです。
ほとんどの印刷会社ではイメージがある場合は、その通りにデザインができます。
IllustratorやPhotoshopを使った編集を得意とする印刷会社がありますので、印刷会社へイメージを伝えましょう。
それでも費用を抑えたい場合は？
昨今は物価高の影響で多くの食品製造会社や小売店が原価の圧縮やコスト削減を実行する傾向です。なるべくデザインにはお金をかけたくない、それでも自社でデザインまでできるほどリソースがない、という企業様にはAIを活用したデザインをおすすめしています。
| 比較軸 | 外注デザイン | AI活用デザイン |
|---|---|---|
| 修正回数 | 1回まで無料、2回目以降5,000円/回など | 3回まで無料 |
| 品質保証プロセス | 人による最終確認 | 人による最終確認 |
| デザイン納期 | 1週間〜2週間ほど | 最大でも1週間 |
| 料金 | 3万円〜15万円 | 0円 |
デザインの制作にAIを活用することでほぼ0円まで削減することができるようになっています。
具体的な流れです。デザインの大枠部分を決定する際に、AIを活用してお客様との認識にすり合わせをいたします。
その際に、大枠のロゴイメージやフォントサイズ感を本番でも活用するIllustratorを使って確認します。
上記の認識すり合わせは何度も行います。AIを活用することですぐイラスト生成を行えますので何回でもイメージ確認を実施します。
認識合わせの確認が完了したら、当社がIllustratorを使って本番データを作成します。本番データの作成が完了したらお客様に確認いただき、デザインの確定とします。
AIを活用しながらデザイン制作をする上記流れは完全無料で行うことができます。当社の場合は、印刷会社であり印刷実機を保有しておりますので、印刷に関わる費用しかいただいておりません。
デザイン制作の料金を最大限まで圧縮したい方におすすめのサービスがAIを活用したデザイン制作です。
よくある質問（FAQ）
Q：デザインを作成するのにどの会社に依頼すれば良いかが分かりません。
A：何を作れば良いかまで伴走する場合はリサーチ会社を推奨。イメージが全くない場合はデザイン制作会社をおすすめ。イメージがある程度固まっている場合は印刷会社へ依頼が定番です。
Q：デザイン費用を最大限に削減したいです。
A：AIを活用したデザイン制作を推奨します。AIは何度でもイラスト生成が可能で料金はかかりません。印刷会社へ依頼すれば無料でデザイン制作をすることができます。
Q：デザイン会社と印刷会社にデザインを依頼するとどれくらい金額は異なりますか。
A：デザイン制作会社では10万円前後が相場、印刷会社では5万円前後が相場です。会社の規模やモデルによって料金はかなり変わります。
