本わらび餅|和紙調封筒印刷・袋加工パッケージ制作事例
和菓子の上品さを伝える封筒型パッケージ制作事例
製品概要
本製品は、本わらび餅向けの封筒型パッケージとして制作した事例です。 通常のシールラベルではなく、紙へデザインを印刷したうえで、折り・貼り加工を行い、商品を包む袋として仕上げています。 ラベルを後から貼る方式とは異なり、袋そのものに意匠を持たせることで、開封前から和菓子らしい世界観を伝えられる仕様です。
デザイン面では、淡い青緑の地色と雲のような濃淡、わらびを思わせる曲線モチーフ、縦書きの商品名を組み合わせています。 全体を強く主張させすぎず、やわらかい紙の質感と落ち着いた色調によって、涼しさ・上品さ・手仕事感が伝わる見え方を意識しました。 和菓子の包装では、派手な装飾よりも「きちんと包まれている印象」が購買時の安心感につながるため、余白と色の濃淡のバランスを重視しています。
もう一つのポイントは、展開図から完成形までを見越した設計です。 平面の状態ではきれいに見えても、折り・貼り加工後に商品名が中心から外れたり、絵柄が不自然に切れたりすると、売場での見栄えが低下します。 そのため、正面に見せたい要素、側面に回り込む絵柄、開口部の位置、貼り代の取り方を確認しながら、完成時の見え方を整えています。
画像内では、右側に商品説明や保存上の注意を記載するための白い表示スペースも設けられています。 商品名を魅せる面と、原材料・保存方法・召し上がり方などの情報を伝える面を分けることで、パッケージ全体の雰囲気を損なわずに、必要情報を読みやすく配置できます。 意匠性と表示性の両立が求められる食品パッケージに適した構成です。
和菓子・焼き菓子・季節限定商品などでは、シール単体ではなく、包装紙・封筒・帯・表示ラベルを組み合わせて世界観を作ることが重要です。 本事例のように、印刷と加工を組み合わせた袋仕様にすることで、店頭で手に取った瞬間の印象を高め、贈答用・土産用・直売所向けの商品にも展開しやすくなります。
お客様情報
| お客様 | 愛知県豊橋市にある菓子類の製造と販売を行う会社様 |
|---|---|
| 業界 | 食品業界/和菓子・菓子製造 |
| Web・SNS | 気になる方はお問合せください |
| 事業内容 | お菓子類の製造・販売、メインは和菓子を取り扱う |
制作のこだわりポイント
| 包装形態 |
シールを貼るだけの仕様ではなく、印刷した紙を封筒状に加工し、袋として使用できる形に仕上げています。 商品を包む資材そのものにデザインを持たせることで、開封前の見え方に統一感が出やすく、和菓子らしい丁寧な印象を演出できます。 |
|---|---|
| 色合い |
淡い青緑を基調に、雲のような濃淡と黄土系のわらびモチーフを重ね、涼しさと上品さが伝わる色合いにしています。 商品名は縦書きの墨色で配置し、やわらかい背景の中でも読み取りやすいコントラストを確保しています。 小さな赤い印影風のアクセントも入り、和の雰囲気を引き締めています。 |
| 加工設計 |
展開図の状態だけでなく、折り・貼り加工後に正面へどの要素が出るかを確認しながら設計しています。 特に、商品名の位置、絵柄の回り込み、貼り代の位置、開口部の見え方は、完成品の印象に直結するため、加工後の状態を前提に調整しています。 |
| 表示スペース |
商品説明や保存上の注意などを記載できる白い表示スペースを設け、意匠面と情報面を分けています。 和紙調の雰囲気を損なわず、必要な情報を読みやすく伝えられるため、食品パッケージとしての実用性も確保できます。 |
パッケージ製品情報
| 材質 | 紙素材-上質紙に近い素材 |
|---|---|
| 大きさ | 元は215mm×280mm |
| 色数 | CMYK4色 |
| 加工 | 封筒加工/袋加工(折り・貼り) |
| 仕上げ | 封筒型パッケージ |
| 納期 | 1週間ほど |
設計・加工の考え方
本案件は、平面の印刷物を袋として成立させるために、印刷面・折り位置・貼り代・表示スペースを一体で確認しながら制作しています。 ここでは、封筒型パッケージとして見栄えを整えるための考え方を整理します。
| 正面の見え方について |
完成後に最も目に入る正面には、商品名とわらびモチーフが自然に収まるように配置しています。 斜めから見たときにも、色の濃淡と縦書きの商品名が視認できるため、売場や手渡し時の印象を作りやすい仕様です。 |
|---|---|
| 展開図で確認すべきこと |
封筒型のパッケージでは、平面上のデザインだけで判断せず、折り線・貼り代・端部の余白を含めて確認する必要があります。 展開図の段階で、印刷範囲と加工位置の関係を明確にしておくことで、完成後のズレや見切れを抑えられます。 |
| 食品パッケージとしての実用性 |
意匠性だけでなく、説明文や保存上の注意を読めるスペースを確保することも重要です。 本事例では、デザイン面と表示面を分けることで、和菓子らしい雰囲気と実務上必要な情報伝達を両立しています。 |
封筒型パッケージは、印刷だけでなく、折り・貼り・仕上がり後の見え方まで含めて設計する必要があります。特に食品向けでは、見た目の高級感に加えて、商品説明・保存方法・原材料表示などをどこに配置するかも重要です。
美濃屋加工紙では、シールラベルだけでなく、食品パッケージまわりの表示・意匠・加工の相談にも対応しています。商品に合わせて、ラベル、帯、封筒、袋、表示スペースを組み合わせたご提案が可能です。
展開図では、印刷面と折り位置の関係が確認できます。
右側には「お願い」として、製品の特性上、長期の冷蔵保存では硬くなりやすいこと、冷蔵庫で保管した後は早めに召し上がっていただきたいことを案内する表示欄を設けています。
意匠面と注意表示を同じ紙面内に配置しながら、正面デザインを邪魔しないよう、情報の出し方を整理しています。
展開状態を見ると、袋の正面になる部分、折り返し、貼り代、注意表示欄の位置関係が分かります。
封筒型パッケージでは、仕上がりサイズだけでなく、折り上がった後に絵柄がどこへ回り込むかまで確認する必要があります。
製袋後のズレや絵柄の見切れを防ぐため、印刷データと加工設計を一体で確認することが大切です。
和菓子・食品向けの
印刷パッケージをご提案します
シールラベルだけでなく、封筒・袋・帯・表示ラベルまで
商品の魅力が伝わる包装設計をサポートします。




袋として立体に仕上がった状態を見ると、正面の「本わらび餅」の文字と、わらびを連想させるモチーフが自然に中央へ入っていることが分かります。
この案件では、シールを後貼りするのではなく、印刷した紙を折り・貼り加工して袋に仕上げているため、平面データの段階で完成後の見え方を想定することが重要でした。
淡い青緑の和紙調デザインにより、和菓子らしい涼しさ・上品さ・手作り感をまとめて伝えられるパッケージになっています。