📦小ロット印刷の対応方法と注意点

〜「なぜ高くなるのか?」「どうすればコストを抑えられるか?」を印刷現場から解説〜

🎯この記事でわかること

  • 小ロット印刷でコストが高くなる工程上の理由
  • 美濃屋加工紙の小ロット対応力の特徴(歯型資産・インキデータベース)
  • 小ロット印刷を依頼する際の注意点とコスト削減のポイント
  • 【実例紹介】試作から大ロットまでのシームレスな対応方法

「小ロットでもお願いできますか?」という声に応えるために

「100枚だけシールが欲しいのですが…」「試作品用なので小ロット対応ができる会社を探しています」

こういったお問い合わせは、ここ数年で急激に増えています。多品種少量時代の今、小ロット印刷への対応力は印刷会社選びの大きなポイントになっています。

🛠 小ロット印刷で"コストが高くなる"本当の理由

特に凸版印刷の場合、小ロットであっても製造工程そのものは大ロットとほぼ同じです。1枚印刷するのも、1万枚印刷するのも、以下の工程が必要になります:

🔧 印刷までの主な工程

工程 内容
ネガフィルム制作 デザインデータを印刷用フィルムに変換
樹脂版の焼き付け フィルムから感光性樹脂へ転写して版を作成
歯型(金型)作成 シールの形に合わせた抜き刃を作成
インキ調色・準備 特色の場合はインキを手作業で調色

こうした準備工程の"初期コスト"が小ロットでも必ず発生するため、1枚あたりの単価が高くなるのが一般的です。

美濃屋加工紙が小ロット対応に強い理由

当社では、「小ロット=割高」にならないための工夫をいくつも実施しています。

① 過去の「歯型資産」を再利用できる仕組み

🔄通常は商品ごとに金型をオーダーメイドで作成する必要がありますが、当社ではこれまでに制作してきた多種多様な歯型(抜き型)を保有しています。

たとえば「おにぎり型」のシールを作りたい場合、過去に作った歯型がそのまま使えるため、特注費用がゼロに。これにより小ロットでもコストを抑えることが可能です。

② 過去のインキ色データから選べるカラーバリエーション

🎨印刷には「色指定(特色)」が必要になるケースもあります。当社では、これまで数百種類の印刷実績から色見本をデータベース化しており、お客様にはその中からイメージに近い色を選んでいただくことができます。

これにより、インキの調色作業を省略でき、コストと納期の圧縮が可能になります。

③ 小ロットから大ロットへのスムーズな移行が可能

📈小ロット印刷は試作品やテストマーケティングに適していますが、いずれ大量印刷へとスケールする可能性があります。

当社では、同じ版・同じ歯型・同じインキ設定でそのまま大ロット印刷にも対応可能。工程が変わらないため、品質の差も一切ありません。

📌 小ロット印刷を依頼する際の注意点

注意点 内容
デザイン変更時の再版 版を流用できない場合は再費用が発生する
用紙・素材の最小ロット 特殊素材はある程度の数量が必要な場合もあり
色味の調整は難易度高 少量印刷は色の安定性に細心の注意が必要

➡️ これらは事前にご相談いただければ、代替案や費用の見通しを明確にご案内可能です。

💬 まとめ:小ロットでも、納得感ある品質と価格で

小ロット印刷には"割高になる"というイメージがありますが、工夫とノウハウ次第でコストはコントロール可能です。

美濃屋加工紙では、小ロット・中ロット・大ロットすべてにおいて同じクオリティと誠実な対応をお約束します。

「まずは試作から」「特殊形状や特殊色でも対応してくれる業者を探している」そんな方はぜひ一度、当社にご相談ください。

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「まずは試作から」「少量でも高品質に」というご要望にお応えします。
👉 美濃屋加工紙株式会社
📞 電話番号:0532-53-0238
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